相続した不動産「とりあえず共有登記」はあとでトラブルに
とりあえず共有登記 はあとでトラブルになる可能性大
相続が発生した時に、不動産についても分割方法を決める必要がありますが、
とりあえず共有登記
するケースが多く見られます。
とりあえず共有登記すれば
その時はひと段落するかもしれませんが
あとあとトラブルになりやすいです。
大前提 管理に要する費用は負担義務有
大前提として、不動産の管理に要する費用は、共有者全員が持ち分に応じて支払う義務を負います。
従って、固定資産税や、修繕費用、マンションなら管理費等、共有した不動産にかかる管理費用は、共有者全員で持ち分に応じて負担しないといけません。
不動産の売却には全員の合意が必要
共有となった不動産を売却するには、全員の合意が必要です。
1人でも売却に反対したら、売却はできません。
すぐに現金が欲しい人と、べつに今じゃなくていい人。
不動産に愛着のある人とない人。
そもそも売却する・しないで意見が割れることもありますが、売却する方向で合意形成ができても、いくらで売るか、で意見が割れることもあります。
3,000万円に値下げをすれば買い手が見つかりそうな状況でも、
「俺は3,080万円じゃないと売らない!!」
と一人が言えば、売却はできません。
とりあえず「共有」は、あとでトラブルになる可能性大
とりあえず共有にするというのは、一見公平で、その場ではいったん収まりがつきます。
ですが、いざ次のステップに進もうとすると簡単には動かせません。